金継ぎワークショップにご参加ありがとうございました

ワークショップ@画箋堂さま

2024.6.16(日)
画箋堂五条本店にて金継ぎワークショップを開催させていただきました。

今回は午前・午後通しのロングバージョン。
5時間(!)じっくり取りんでいただきました。

皆さんそれぞれ5〜6個の器をご持参くださいした。
湯呑み、お茶碗、マグカップ、小皿、中皿など
どれも思い入れのある大切な器たちです。

先ずは手と器を綺麗にしてスタート。
細かい作業が続いて、あっという間に12時です。
お昼休憩を挟んで1時に再開。
皆さん細かい作業に全集中です。

お一人、東南アジアでご自身でご購入されたという素敵な染め付けの中皿(直径22cm程度)を持って来られました。
これが7〜8ピースにバラバラに割れて、しかも全部合わせても真ん中に部品のない部分がありました。
これだけ複数に割れると破片の接着は2人がかりです。

それぞれ細かい作業が続いて、やっと仕上げの枌入れの作業へ。
金色にするか銀色にするか迷うのも楽しい時間です。
枌入れが終わって美しくお化粧をされた器はその人にとってのオンリーワン。
出来上がった器を見て喜んでいただけると私もとても嬉しいです。
大切に梱包されてお家に連れて帰ってもらう器も嬉しそうで、見送る私はなんだかホッとした気持ちになります。

通常のワークショップは約2時間半で、破損状態にもよりますが仕上げられるのは2〜3個です。また、
3ピース以上に割れている器はご遠慮いただいています。

今回はロングバージョンならではの多ピース割れや通常の倍以上の個数を直していただくことができました。
長時間にわたる作業でお疲れにならないかといつも心配になるのですが、皆さんとても集中して作業をされるのであっという間だとおっしゃってくださいます。

器の破損状態や釉薬の種類によって美しく仕上げるコツがあります。
ひとつひとつ、器の状態やお好みに合わせた仕上がりを目指して、そういったコツをお伝えできればと思っています。

ご参加いただきました皆様
ありがとうございました。